京都のお弁当屋さんのお弁当に入っている定番の添え野菜④−果物

野菜ではなく、果物に分類されますが、お弁当を色鮮やかにする食材がありますよね。色も良く、香りも良い果物です。

レモン

フライ物がメインのお弁当、特に海老フライと一緒に見かけることが多いですね。レモンと言えばビタミンCと連想する方も少なくないことと思います。ビタミンCはアスコルビン酸とも言われ、その歴史は大航海時代(16世紀〜18世紀)にものぼり、当時船員達の間で流行した壊血病を予防する成分であるとして発見されました。彼らはビタミンCが豊富な野菜や果物を十分に摂取することが出来なかったからであると言われています。このアスコルビン酸(ビタミンC)は、コラーゲンの生成に必須のため、不足すると脆い血管となり、出血してしまうからです。ビタミンCは風邪予防に、つまりは免疫力を高めるものと認識されていますが、コラーゲンの生成や抗酸化作用もあり、やはりなくてはならない栄養素の一つであるということが分かりましたね。なお、このビタミンC、ヒトやモルモットなどの一部を除く哺乳類では体内で合成されるのです。よってヒトでは食品から摂取する必要があります。成人男女(15歳以上)の1日の推奨量は、100mgです。レモン1個おおよそ100gなので、レモンだけで補おうとすると丸々1個分に相当しますが、他の食品にも含まれているため、いろいろな食品を組み合わせて1日の推奨量を達成出来ると良いですね。お弁当に付いているレモンも絞って食することにより、酸味がアクセントとなり、さっぱりとより一層美味しく召しあがれることと思います。捨てることなく、ぜひ使用したいですね。また、レモンは別名、怐櫞(くえん)と呼ばれるように疲労回復効果が期待される、クエン酸が豊富です。食事での疲労回復の効果が増しますね。

オレンジ

レモンと同じ柑橘類の仲間です。比較的好き嫌いが少ない果物の一つではないでしょうか。特別酸っぱいものでもなく、甘味が強すぎることもなく、適度な酸味と甘味のオレンジはお弁当の一品としてもしばしば用いられます。子ども用のお弁当では、食べやすいようにみかんの缶詰が用いられていることもありますね。レモンと同様にビタミンCとクエン酸が豊富であるため、疲労回復に風邪予防、美容効果が期待されます。また、抗酸化作用のある、カロテンも豊富です。これらは、果実の部分はもちろんのこと、果皮の白い部分にはビタミンPが含まれています。ビタミンPは、一般的に言うビタミン(13種類)の中には含まれず、フラボノイドという色素の総称のことを指すようです。ビタミンPによる欠乏症は見つかっていないため、ビタミン様物質とされ、毛細血管を強くする効果があることから、動脈硬化予防が期待されています。皮は白いところまでキレイに剥かないと食べられない。という方もいらっしゃるかもしれませんが、皮にも素敵な成分が含まれていることを覚えていても損はないですね。