京都のお弁当屋さんのお弁当に入っている定番の添え野菜③

お弁当を華やかにしてくれる、添え野菜。敷き野菜として用いられる、グリーンリーフにサニーレタス。トッピングとして用いられることの多い青ねぎやグリンピース。今回は、これらに加えてしばしば見受けられる緑色の演出である野菜と、これが一つ入っているだけで、パッと明るくなる赤色の野菜です。

ブロッコリー

アブラナ科の野菜の一つで、“めはなやさい”や、“みどりはなやさい”との別名を持っています。なお、アブラナ科の野菜は抗がん作用が高いとされているようです。また、ブロッコリーはキャベツの変種だそうで、明治初期に地中海沿岸より日本に渡来し、1980年代に急速に普及した野菜だそうです。上部の緑色のモコモコとした部分は、つぼみに相当し、このつぼみが紫色のもの(紫ブロッコリー)も茹でれば緑色になり味も普通の緑色のものと変わりません。野菜売り場でブロッコリーを購入する際は、このつぼみが密集しており、こんもりとして重量感があるものが良いとされています。ブロッコリーは、緑黄色野菜に分類され、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。特にビタミンCが豊富であり、いちごやレモンなどよりも含有量が高いのです。15歳以上の男女の推奨されているビタミンCの1日の摂取量は100mgであり、ブロッコリーの約1/4株(約50g)で、その半分相当のビタミンCを摂取することができるのです。なお、ビタミンCのみならず、ビタミンB群やβカロテン、鉄、食物繊維なども豊富です。色合いも兼ねてお弁当に入っている野菜類も侮れないですね。

ミニトマト

色鮮やかで、可愛らしいミニトマトは、お弁当のワンポイントの王道ですね。トマトは、「リコピン」で有名です。では、リコピンとは一体どういう働きがあるのでしょうか。まず、リコピンはビタミン等ではなく、色素の一つなのです。そして、このリコピンは特に、抗酸化作用が強いことが研究によりわかっているようです。我々の体内では、活性酸素(通常の酸素と比較してモノを酸化する力が強い酸素のこと)という物質が、細菌などの異物処理や、体内の酵素反応を促進したりしてくれています。よって、この活性酸素は我々にとってなくてはならない大切な物質です。しかし、近年、ストレスや環境の変化(紫外線や排気ガス等々)によって活性酸素が増加しているがゆえ、体内で過剰になり、DNAの損傷や、細胞を作っている脂質やタンパク質の変性が起きていると言われています。さらに、この活性酸素が生活習慣病の原因ともリンクしているとされています。ゆえに、酸化…過剰な酸化を抗(ふせぐ)作用「抗酸化作用」があるリコピンが注目されているのです。トマトを食する時にちょっと思い出していただけると幸いです。